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搭乗記
ジンエアー(新千歳=ソウル)直行便 搭乗記
2025.09.22
ジンエアー(新千歳=ソウル)直行便 搭乗記
北の国から海外旅行 管理者
航空会社
ジンエアー
国・地域
韓国
都市
ソウル
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今回は、韓国観光公社の主催する「2025日本教職者対象韓国修学旅行視察旅行」に参加し、
韓国の行政都市として発展している世宗市や清州空港のある忠清北道を中心に視察してきました。
(訪問時期:2025年8月)
【移動の様子】
今回は往復ジンエアーで渡航します。機内は80%ほどの乗客で、日本人は少ない様子です。
行きはJINI PLUSシートを取れたので、座席の足下は広く感じました。ジンエアーはLCCのため、ドリンクサービスや無料の機内食はありません。シートポケットに機内販売のパンフレットが入っていました。韓国ウォンと米ドル表記で、小さいスナック菓子が2ドル、250mlの缶ジュースが3ドルでした。(2025年8月当時)
飛行時間は行きが2時間50分、帰りが2時間20分で、仁川国際空港に着いたのが15時過ぎだったのですが、ちょうど到着便が重なる時間で入国審査が混雑しており、1時間ほど並びました。(電子入国申請制度(e-Arrival card)は任意のため、今回は使用しませんでした。)
【視察の様子】
(世宗市について)
韓国では、ソウル市への人口集中・都市機能の集中を分散させるため、世宗市に行政関連機関を移設し、行政スマートシティ化を進めています。
世宗市はソウルから2時間、釜山からは3時間~3時間半の距離に位置しており、主要都市からのアクセスが良く利便性が高いため、行政機関を集約することとなったそうです。
大統領記録展示館(世宗市)
まずは、大統領記録展示館に行きました。大統領の椅子に座れる展示、歴代の大統領の在任記録や外交上の贈物などの記念品を展示しており、韓国の大統領制を学ぶことができる施設です。歴代の大統領の就任演説をビデオで再生することができるほか、大統領の椅子に座って記念写真を撮ることも可能で、韓国訪問の記念になると思いました。
国立世余樹木園(世宗市)
続いて、韓国最大規模を誇る樹木園に行きました。時間の都合で、熱帯地域と地中海地域の温室2つしか見られませんでしたが、広大な敷地を有しており、園内では25のテーマ空間に172万本以上の植物を観覧できるそうです。天気と気温のちょうど良い時期(この日は30度でした)には、園内を散策しながら様々な植物を見ることができると思います。
(扶余郡について)
扶余郡は百済時代の中心都市で、百済時代の博物館・歴史館が多く点在しているエリアとなります。また、清州市と隣接しており、清州市・空港から扶余郡まで1時間半ほどです。
百済文化団地(扶余郡)
世宗市から1時間ほど車で移動し、扶余郡ではまず、韓国最大規模の歴史テーマパークとして、百済時代の王宮を再現した百済文化団地にいきました。塔の屋根の縁や壁などに施された装飾は日本のデザインとは違っていて、また、韓国民謡のような宮廷音楽も流れており、文化の違いを感じました。域内には文化館も併設されており、韓国の歴史について学ぶことができます。
定林寺址(扶余郡
)
続いて、百済時代の最後の都の中心にあった寺院跡でユネスコ世界遺産を訪れました。中心には1400年経った現在も五層石塔が建っており、百済人が木造建築の技法を石材で表現したものとして保存されています。石塔は近くでみると、長年の風雨でところどころに隙間やひび割れができていたほか、ちょっと傾いているようにも見えましたが、建設当時、どれくらいの年月をかけて建設したのか、設計は誰がしたのか、など計画・記録に関するものは一切残っておらず、ひび等の劣化も基本的には見守っているそうです。建設された時期等については、謎も多く、歴史的なミステリーでもあると解説がありました。
国立扶余博物館(扶余郡)
定林寺址から数分のところにあり、この地域で出土した青銅器時代の遺物、百済時代の仏教美術品等を展示した国立扶余博物館に移動しました。当時の技術の最高峰の作品と言われる百済金銅大香炉が目玉の展示で、韓国の方々も子供に見せるために1度は連れてくるのだそうで、この日(土曜日)も韓国の方々で賑わっていました。1日5回、プロジェクションマッピングの放映を実施しており、子どもたちは真剣に見入っていました。
(清州市について)
清州市は「サムギョプサル(焼肉)」発祥の地と言われています。市街地にはサムギョプサル通りがあり、焼肉屋さんがたくさんありました。日本への航空路線を有する清州国際空港から市街地まで車で20分。ソウル市からは2時間です。
清州国際空港(清州市)
清州市街地から車で20分の距離にある清州国際空港を視察しました。元々は空軍専用の空港だったそうですが、滑走路2本のうち1本を旅客機発着に使えることになり、国際線・国内線のターミナルを近年増築し、就航便が増えているそうです。とはいえ、仁川空港に比べると、混雑がなく、国内線・国際線ともにほぼ並ばずに保安検査まで終えることができるそうです。
【帰国時】
仁川国際空港は、出国検査も大変混雑しているという情報があり、4時間前に空港に到着しました。この日はスムーズに手続きができ、免税店の出国エリアまで30分ほどでいけましたが、年末年始の時期などは、2時間くらいかかるとの話もありましたので、渡航時期によっては、注意が必要です。
新千歳空港に到着後、入国審査となります。出国・入国とも機械にパスポートを置き、顔写真を撮って本人認証をする方法になっており、電子化が進んでいると感じました。手荷物を引き取り、税関申告では、従来通り、帰りの機内で配布される申告シートに記入し、提出しました。(Visit Japan Webで手続きを行って電子ゲートを通ることも可能です)
前回、プライベートでソウルを訪問したのは10年ほど前で、久しぶりの韓国訪問となりました。今回はソウル以外を訪問したので、街中はハングル語表記のみが多く、少し韓国語を勉強して、読めるようになったら、より楽しめるだろうなと思いました。
日本でも、韓国料理はよく食べますが、本場の料理はやはり美味しかったです。キムチは、辛く感じました。(バクバク食べている人もいたので、私の感覚です。)
お隣の国、韓国。今回は修学旅行に向けた視察地を中心に訪問しましたが、似ているところも多い中にも文化の違いがあり、今後、北海道の学生が訪問したらまた別の気づきがあるのではと思いました。皆さんも、新千歳空港から韓国へ行ってみてはいかがでしょうか。
【PDF版はこちらから】202508韓国視察旅行記.pdf
(PDF形式:901KB)